お役立ち情報

お役立ち情報

屋根の板金工事が必要なサイン!劣化症状や修理方法をプロが解説

お役立ち情報

2025.02.10

更新日:2025.02.10

屋根の板金工事が必要なサイン!劣化症状や修理方法をプロが解説

北海道旭川市で外壁塗装・屋根塗装のプロフェッショナルとして実績を重ねてきたサンライズ工業です。屋根の板金工事は、建物を雨やその他の気象条件から守るために重要な役割を果たしています。しかし、多くの方が「いつ修理が必要なのか」「どんな症状に注意すべきか」といった疑問を持たれています。

この記事では、板金工事の必要性を判断するためのサインと、その対処法について詳しく解説していきます。

1. 屋根板金の基礎知識

屋根板金とは、屋根に設置される金属製の部材で、雨水の浸入を防ぎ建物を保護する重要な役割を担っています。一般的な住宅では、複数の種類の板金が使用されており、それぞれが異なる役割を果たしています。

近年では、従来のトタン(亜鉛めっき鋼板)に代わり、耐久性の高いガルバリウム鋼板が主流となっています。ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムの合金でコーティングされており、従来の材料と比べて耐食性に優れているのが特徴です。

主な設置箇所

1. 棟板金(むねばんきん):屋根の頂上部分

  • 屋根の最も高い位置に設置
  • 雨水の侵入を防ぐ重要な役割
  • 強風の影響を受けやすい箇所

2. 谷板金(たにばんきん):屋根の谷間部分

  • 最も雨水が集中する場所
  • 適切な排水機能が必要
  • 落ち葉などが堆積しやすい

3. ケラバ板金:屋根の端部

  • 側面からの雨水侵入を防ぐ
  • 見た目の美観も重要
  • 風の影響を受けやすい

4. 雨押さえ:壁との取り合い部分

  • 壁と屋根の接合部を保護
  • 雨水の浸入を防ぐ
  • 建物の構造上重要

5. 軒先:屋根の出入り口部分

  • 雨水を適切に排水
  • 建物の外観に影響
  • 雨樋との連携が重要

 

2. 劣化の主なサインと症状

早期発見・早期対応が補修費用の削減につながります。屋根板金の劣化は、放置すると建物全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。定期的な点検により、以下のような症状を見逃さないようにすることが重要です。

1. 錆びの発生

  • 赤錆の発生:腐食が進行している証拠
  • 塗装の剥がれ:保護層が失われている状態
  • 変色:劣化の初期症状

2. 固定部分の緩み

  • 釘やビスの浮き:強風で外れるリスク
  • 板金本体の浮き上がり:雨水侵入の危険
  • 振動音の発生:固定不良の証拠

3. 接合部のトラブル

  • シーリングの劣化:経年による硬化や剥離
  • 隙間の発生:雨水侵入のリスク
  • 雨漏りの形跡:天井のシミや変色

4. 変形・損傷

  • へこみや歪み:飛来物による損傷
  • 破損や亀裂:経年劣化や衝撃による損傷
  • 部材の脱落:固定不良による落下

 

3. 部位別の劣化症状と対処法

各部位の特性を理解し、適切な対処を行うことが重要です。部位によって受ける負荷や劣化の進行速度が異なるため、それぞれに適した対応が必要となります。

棟板金の場合

棟板金は最も目立つ位置にあり、強風や紫外線の影響を直接受けやすい部位です。以下のような症状と対処が必要です。

症状 対処法 緊急度 備考

錆び

塗装もしくは交換

範囲により判断

浮き

ビス打ち直し・コーキング

台風期前に要対応

破損

部材交換

雨漏りの危険性大

 

谷板金の場合

谷板金は最も雨水が集中する場所であり、劣化が進むと深刻な雨漏りにつながる可能性があります。特に注意が必要な症状と対処法は以下の通りです。

1. 詰まり・堆積物

  • 定期的な清掃:年2回以上推奨
  • 落ち葉除けネットの設置:予防措置として有効
  • 清掃後の点検:損傷の有無確認

2. 腐食・穴あき

  • 部分補修:小規模な損傷の場合
  • 交換:広範囲の腐食の場合
  • 防水処理:補修後の保護措置

 

4. 修理・交換の判断基準

修理か交換かの判断は、建物の長期的な保全計画において重要な決定となります。以下の要素を総合的に判断することが重要です。

1. 経過年数による判断

  • 10年未満:部分修理を検討
  • 10-15年:状態による判断
  • 15年以上:交換を検討

2. 劣化状態による判断

  • 部分的な錆び:塗装による補修が可能
  • 広範囲の腐食:全体交換を推奨
  • 構造的な問題:即時交換が必要

3. 費用対効果の検討

  • 修理の繰り返しコスト
  • 交換工事の総費用
  • 将来的なメンテナンス計画

 

5. メンテナンスと予防策

定期的なメンテナンスにより、板金の寿命を大幅に延ばすことができます。特に旭川市のような寒冷地では、凍結・融解の繰り返しによる負担が大きいため、計画的な予防措置が重要です。

1. 定期点検の実施

  • 春:雪解け後の損傷確認
  • 秋:台風シーズン後の点検
  • 冬前:雪対策の確認
  • プロによる詳細点検(2-3年に1回)

2. 日常的な管理のポイント

  • 落ち葉やゴミの定期的な除去
  • 雨樋の清掃と点検
  • 異常音やがたつきの確認
  • 室内からの漏水跡チェック

 

6. 業者選びのポイント

信頼できる業者を選ぶことは、工事の品質を左右する重要な要素です。以下のポイントを確認しましょう。

1. 資格と実績の確認

  • 建設業許可の有無
  • 板金工事の施工実績
  • 技能士などの資格保有者の在籍
  • 工事保証制度の有無

2. 見積もりと説明の明確さ

  • 詳細な見積書の提示
  • 工事内容の丁寧な説明
  • 保証内容の明確な提示
  • 追加費用の可能性の説明

3. 地域密着度の評価

  • アフターフォロー体制
  • 緊急時の対応力
  • 地域での評判や実績
  • 過去の施工例の確認可能性

 

7. まとめ

屋根板金の適切な維持管理は、建物の寿命と資産価値に大きく影響します。特に以下の点を意識することが重要です。

  • 定期的な点検による早期発見
  • 適切な時期での修理・交換の実施
  • 信頼できる業者の選定
  • 計画的なメンテナンス

サンライズ工業では、旭川市を中心に、お客様の大切な住まいを守るため、プロフェッショナルな板金工事サービスを提供しています。経験豊富な職人による丁寧な施工と、地域の気候特性を考慮したメンテナンス提案を心がけています。

屋根に関する不安や疑問がございましたら、お気軽にご相談ください。無料点検や見積もりを通じて、最適な解決策をご提案させていただきます。

関連記事

  • 板金屋根の寿命を延ばすポイント!工事の種類と相場を詳しく解説

    2025.02.17 板金屋根の寿命を延ばすポイント!工事の種類と相場を詳しく解説

  • 屋根工事と板金工事の違いとは?初心者向けガイドと業者選びのコツ

    2025.02.04 屋根工事と板金工事の違いとは?初心者向けガイドと業者選びのコツ

監修者情報
監修者情報
株式会社サンライズ工業 代表取締役 中村 日出夫
業界経験28年以上。平成30年10月1日の創業より旭川市で戸建ての塗装やリフォーム工事を行う。
長年の知識と技術を生かし、高品質なサービスを提供。
「品質にこだわり、細かい気配りのできる工事」をモットーに、お客様に喜んでもらえるよう業務に取り組んでいる。

トップに戻る